みなさん、こんにちは。
今回はIT企業などを中心に導入されて久しい「slack」の便利機能について説明していこうと思います。
みなさんは、slackでチームコミュニケーションを効率的に取っていますか?
「大事な内容なのに、上手く伝達できていなかった!」や「どれが重要なメッセージかわからない」というようなことはありませんか?
slackを使ってコミュニケーションを取っていると、ある程度の規模だと上手くできていたのに、規模が大きくなるに従って、気づけばslack内がカオス状態になったりすることがあるでしょう。
そんなカオス状態になってしまったslackに提案したいのが、今回紹介する「Reacji Channeler」というものです。
今回は、「Reacji Channeler」というものが何なのかやどのように使うのかなど「Reacji Channeler」についてまとめていきます。
目次
slackのReacji Channelerとは?
Reacji Channelerとは、slackの開発元であるSlack Technologies Inc.により開発され、提供されている公式のサービスです。
機能については、「特定の絵文字を使ってリアクションをした際、自動的に特定のチャンネルに絵文字リアクションされたメッセージが送信される」ということです。
無理やり一文にしてわかりにくくなってしまったので、もう少し砕けた説明で補足します。
- まず#generalチャンネルに「reacji channeler test message!!」というメッセージがあるとします。
- そこに
:smile:
という絵文字リアクションをしたとしましょう。(😁←slack上ではこんな感じのリアクションです。) - すると、事前に設定していた#reacji-channelチャンネルに「reacji channeler test message!!」というメッセージのリンクが送信されます。
- #reacji-channelチャンネル上では、リンクが貼られることで自動的に「reacji channeler test message!!」というメッセージが見れるようになっています。
大まかにいうとこんな感じで、自動的にメッセージが送信されるということです。
自動的に送信という観点から見ると、「Reacji Channelerとは、Botの一種だ」とも言えそうですね。
送信の引き金の絵文字と送信先は自分で好きなものを設定できます。次の章で設定方法や詳しい使い方を説明していきます。
少し脇道に逸れますが、「Reacji Channeler」というネーミングがよくわからないと思う方も多いのではないでしょうか?
最初の反応は「なんか変な英語だな」「なんて読むんだ?リ・・ア・クジ・・・?ん?リアクジ??」みたいな感じですよね。
私も「Reacji」という部分がよくわからなかったので、調べました。公式ページにこんなことが書いてありました。
Add a reacji (emoji reaction) to a message to send it zipping through the microscopic pipelines inside Slack…
どうやら「Reacji」というのは、「emoji reaction」を略した造語のようですね。reactionの「reac」とemojiの「ji」を合わせて「reacji」、なるほど。
Reacji Channelerの具体的な使い方に行く前に、Reacji Channelerを使う大きなメリットを述べます。
冒頭でも述べましたが、カオス状態になったslackの複数のチャンネルの中で、重要なメッセージを確実に相手に届けることができるということが、Reacji Channelerの最大のメリットといえるでしょう。
特定の相手に通知するという機能で、メンションというものがslackにはありますが、それもチャンネル数が多ければ見逃すことも出てきます。
一度見てから「よし。あとで返信しよう!」と思ってもつい忘れてしまうことはあります。人間ですからね。
そこでReacji Channelerを使うと特定のチャンネルを見れば、一目で確認すべきこと・返信すべきこと・重要なことが一元管理されることで、ストレスなく効率的に情報伝達ができます。
ここまでで、Reacji Channelerの輪郭は何となく掴んでいただけでしょうか?
ここからは、具体的な使い方を見ていきましょう。
Reacji Channelerの使い方
ステップ1:Reacji Channelerをslackに追加
slackページのReacji Channelerのページからslackに「Reacji Channeler機能」を追加しましょう。
Reacji Channelerページの「Add to Slack」というボタンをクリックしてください。すると、slackに機能が追加されます。
ステップ2:slackチームのURLを有効化
画面遷移に身を任せて行くと、自分の所属するslackチームのURLを入力するように促されます。
自分所属するチームのURLがわからない方は、slackアプリ画面の左上の自分の所属するチーム名と自分のユーザー名の部分をクリックしてみてください。
「***.slack.com」というのが見れると思います。「***」の部分を入力して、URLを有効化してください。
ステップ3:Reacji Channelerをコマンドで設定
ステップ2までで、初期設定は終わりです。
あとはコマンドを実行して、どのチャンネルにメッセージを飛ばすか、どの絵文字をトリガーにするかを決めていきます。
Reacji Channelerを設定するコマンドは、以下のようなものです。
/reacji-channeler :絵文字: #チャンネル名
このようなコマンドをslackのメッセージ欄から実行(送信)してみてください。ちなみに実行するチャンネルなどはどこでもOKです。
実行が成功すると、「All set!…」のようなメッセージが出てきます!
ステップ4:実際に使ってみる!
さあ、準備ができたところで実際に使ってみましょう!
どこのチャンネルのどのメッセージでもいいので、先ほど登録した絵文字でメッセージに絵文字リアクションしてみてください。
すると、先ほどコマンドのチャンネル名のところで設定したチャンネルにメッセージが転送されると思います。
送られてきたら、手順は終了です。お疲れ様でした!
また、Reacji Channelerに設定したものを確認する方法や削除したりする方法は/reacji-channeler help
というコマンドを実行してみてください。説明が表示されるはずです。
まとめ
ここまでslackの公式機能Reacji Channelerについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
この機能はslackの公式機能であるにも関わらず、デフォルトの状態では使えません。
自分で機能を追加してこないと使えないためか、あまり知られていないのです。とても便利な機能なのにもったいないなと、感じています。
ですので、この記事を読んでくださったみなさんには、ぜひ「Reacji Channeler」機能を有効活用していただきたい!
ビジネス・日常でのslackライフが効率的でより便利なものになるようにカスタマイズしてみてください。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。それでは。
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