みなさん、こんにちは。
早速ですが今回は、Electronに入門したいという方に向けて書いていこうと思います。
特に、「とにかく動くアプリをサクッと作りたい!」という方におすすめです。
また今回は「Electron入門」ということなので、Electronに関する周辺知識は後で学ぶことにします。
今は手を動かして、最短でElectronの世界に足を踏み入れることを目標にしていきたいと思います。
足を踏み入れて、Electronの魅力を知ってから周辺知識を学ぶでも全く問題ないです。
むしろそれが正しい勉強法かも・・・です!
それでは前置きは終了して、Electronでデスクトップアプリを作っていきましょう!
目次
Electron入門!サクッとアプリを作る手順
手順1:Nodeをインストールする
Electronの開発を始めるにあたり、みなさんが今使っているPCでnpmコマンド
を使用できるようにします。
そのために「Node.js」をインストールします。以下のコマンドでNodeをインストールできます。
もしHomebrewをインストールしていない方は、以下にHomebrewの導入手順を載せているので、参考にしてみてください。以下のページのステップ1・2の通りにやればHomebrewが導入でき、brewコマンド
が使えるようになります。
PCに「Node.js」をインストールできましたら、手順2へいきましょう。
手順2:package.jsonを編集
次は、package.jsonファイルを編集していきましょう。
このファイルは、以下のコマンドで作成できます。
npm init
コマンドを実行すると、いくつか入力することがあります。「name」という項目を自分の好きな名前に変更してください。それ以外は「Enterキー」で構いません。
Enterキーで進むとpackage.jsonファイルが作成されます。
上のようなファイルがElectronディレクトリ配下にできます。
手順3:Electronをインストールする
次は今回の主役である、「Electron」をインストールしましょう。
さきほど、Node.jsをインストールしたことでnpmコマンドが使えるようになっているので、以下のコマンドを実行し、Electronをインストールしましょう!
二つ目のコマンドを実行すると、下図のような近未来的なデザインの画面が起動します。

手順4:アプリのエントリーポイントを作成
次は、アプリケーションのエントリーポイントを作成していきましょう。
エントリーポイントとは、簡単にいうとアプリケーションの開始されるところです。
Electronディレクトリ配下のpackage.jsonファイルと同じディレクトリに、「index.jsファイル」を作成してください。
index.jsファイルに以下のような記述を追加してください。
- index.jsというファイル名は、package.jsonの「”main”」という項目で指定した名前です
- 「ウィンドウを最大化」というところをアンコメントすると、フルスクリーン化できます
- 「デベロッパーツール自動起動」というところをアンコメントすると、デベロッパツールが自動起動します
手順5:HTMLファイルを作成
次にサンプルのhtmlファイルを作成しましょう。
index.jsと同じディレクトリに「index.html」というファイルを作成します。
作成したら、以下のようなコードを追加しましょう!
このhtmlファイルが、アプリケーションを起動した時の画面になります。
手順6:アプリケーションを実行する
ここまで完成したら、アプリケーションの起動コマンドを実行しましょう。
と、その前にpackage.jsonの一部を修正してからコマンドを実行しましょう。
"start": "electron .",
という一行を追加されました。
Electron起動コマンドは、どちらでも起動できます。

このような画面が起動できましたでしょうか?
起動できましたら成功です!お疲れ様でした。
Electronで作成したアプリを配布可能な形式にしたい方へ
アプリを配布可能な形式にするには、以下の記事を参考にしてみてください。
アプリのパッケージ化もとても簡単なので、ぜひ合わせて試してみましょう!
また、Electronを使って画面いっぱいに桜吹雪を降らせるというものも、こちらでご紹介しているので是非挑戦してみてはいかがでしょう。
まとめ
今回は「Electron入門」ということで、サクッとElectronでデスクトップアプリケーションを作ってきました。
HTMLが単純なものなので画面自体は殺風景ですが、こんなに短時間にアプリを作成できるというのは、凄まじいことだと感じています。
この凄まじさをみなさんに感じてもらいつつ、Electronの魅力を知っていただけたのなら嬉しいです。
今回はあくまでも入門編なので、ここからはみなさん自由にElectronを使いこなしていってください!!
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