みなさんバージョン管理システムというのをご存知ですか?
プログラミングや文章を書く方は、ぜひ使ってみてほしいツールです。
今回は、そんなバージョン管理システムとはなんぞやということと代表的なバージョン管理システムのGitというものを紹介したいと思います。
ぜひこの機会に、あなたのプログラムや文書を記述したファイルをバージョン管理して、より快適で効率的な作業を実現しましょう!
バージョン管理システムとは?
バージョン管理システムとは、一体なんでしょう?
そのためには、バージョンという単語に注目するとわかりやすいかと思います。
みなさんは「ある製品が、バージョン1→バージョン2になる」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
おそらく、「その製品が更新されて最新版にグレードアップしたのかな?」と考えたのではないでしょうか。このようにイメージされた方は、バージョンの理解ができている方で、その先にあるバージョン管理システムもすぐに理解できると思います。
バージョンから考えていくと、バージョン管理システムとは「更新される過程を記録して管理する仕組み」ということになります。
今回扱う更新を管理する対象はファイルなので、「ファイルの更新過程を記録して管理する仕組み」と言い換えることができます。
また、ファイルの記録をする場所はデータベースになります。データベースと聞いて「データベースの知識も必要になるのか?大変そう・・・」と思った方は、ちょっと待ってください。バージョン管理をする際、データベースの知識は全く必要ありません。ただし、自分がバージョン管理しているファイルの記録が「たしかデータベースに記録されているんだっけな」くらいの知識は持っておいても損はありません。あくまでもその程度の知識でバージョン管理システムを使うことができます。
データベースに記録される内容としては、
- 変更日時
- 変更に対するコメント
- 変更したユーザー
このような情報が、ファイルの編集内容と一緒に記録されています。この情報を元に、ファイルの変更履歴を見たり、過去のファイルの変更点を見たりすることができます。
このバージョン管理システムが特に威力を発揮するのは、複数人で開発されるプログラムを管理する場面です。複数人で開発している大規模なプログラムになると誰が・いつ・どのような変更をして、今のソースコードになったのかということが重要ですので、バージョン管理システムを使うことが必須になっています。
Gitとは?
今までの説明でバージョン管理システムの仕組みは、なんとなくでも掴めたのではないでしょうか?
今回紹介する「Git」とというのも、バージョン管理システムの一つです。
Gitは、さまざまなOSで使うことができて、さらに無料で使うことができるツールです。つまり今日からでも、あなたのファイルをGitでバージョン管理することができるということです。Gitの特徴は他にもいくつかあります。
- 様々なOSで使うことができる
- 無料で使うことができる
- 動作が早い
- 分散型バージョン管理である
このような特徴があります。その中でもイメージしにくい「分散型バージョン管理」というものについて説明していこうと思います。バージョン管理には、2つ方法があって、集中型バージョン管理と分散型バージョン管理があります。今回はGitの分散型バージョン管理が主題なので、集中型バージョン管理の説明は省きますが興味のある方は調べてみても勉強になるかと思います。
分散型バージョン管理を説明するには、複数人での開発をイメージするのが良いでしょう。まず、「A・B・あなた」という登場人物がいます。それぞれが自分のPC内に変更を記録するデータベース(バージョン管理の世界では、「リポジトリ」と呼ばれます。)を用意しています。「Aリポジトリ・Bリポジトリ・あなたリポジトリ」(自分のPC内にある)という感じです。
このリポジトリは、複数人の場合共有されるリポジトリ(サーバー上にある)からコピーして作られます。そして、それぞれのリポジトリで変更を加えます。しかし、それぞれのリポジトリ内での変更は共有リポジトリに反映されていません。今現在の状況は、それぞれのPC内のリポジトリが変更されただけでサーバー上の共有リポジトリは変更されていません。
「A・B・あなた」がそれぞれひと段落したタイミングで、サーバー上にある共有リポジトリに変更を反映します。こうすることで、共有リポジトリに複数人の変更が反映することができるのです。
今回の例では「A・B・あなた」という登場人物のそれぞれのPC内にリポジトリを持っていて、変更内容が記録されていました。このような状況を「分散型バージョン管理」と呼ぶのです。
図も参考にして見てください。

まとめ
この記事では、バージョン管理の説明から 代表的なバージョン管理システムの Gitを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
バージョン管理システムは、今やプログラムを管理するのに必須のツールになっています。どの職場のプログラムでも、このシステムを用いて日々開発が進められていることでしょう。
つまり、プログラミングをする方はGitの知識も遅かれ早かれ必要になる知識なのです。だとしたらより早いうちに、その概念を掴んで用語を理解し使えるようにする方がいいと私は思います。
残念ながらバージョン管理も一朝一夕に習得できるものでもないので、コツコツと少しずつ学んでいくことが大切です。コツコツと学べば必ず使いこなせるようになるツールですので、ぜひ今日からでも試してみることをおすすめします。
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