みなさんは、マークダウン(markdown)というものを使ったことがありますか?
マークダウンというのは簡単にいうと、簡単にHTML形式の書式を生成することができる記法のことです。
このマークダウン記法は、根強く人気があります。
Web上で文書を書いたり、メモを取ったりするツールだったりと、多方面で活用されています。
そんなマークダウン記法を「なぜ使うのか?」「使うべきものなのか?」という疑問を持っている方に向けてこの記事を書いていこうと思います。
目次
なぜマークダウン(markdown)を使うの?
理由1:キーボードから手を離さずに書ける
Wordを代表する文章作成ツールで文章を作ろうとすると、文字を太くしたり、見出しを作るためにマウスを使うのが一般的だと思います。
そんなとき、マークダウンを使うとマウスを使う必要はありません。
全ての処理をキーボードから操作することができます。
先ほどマークダウン記法には根強い人気があると説明しましたが、特に人気がある層としては「エンジニア」です。
その理由としても、「キーボードで全ての文章を作りきることができる」という効率性が最大の人気の理由だと思います。
理由2:ある程度整えられた文章が書ける
デザインの勉強をしなくても、ある程度整えられた読みやすい文章を書くのに優れているという理由もあります。
段落を指定する書式がマークダウンにあるのですが、その段落分けを使っていると自然に読みやすい文章が出来上がるのです。
段落分けをすると、見やすくなるのは当たり前といえば当たり前なのですが、それを手軽にやってしまうのがマークダウンの魅力です。
理由3:書式を覚えるのが簡単
HTMLを簡単に書けるようにするために作られただけあって、簡単に書けるようになっています。
HTMLはhtmlタグというものを文章中にいくつも書く必要があり、さらに間違えずに全て書かなくてはいけません。それに比べてマークダウンは、最小限の書き込みで済み、間違えたとしても少しの修正で済みます。
学習コストは低く、文章を書きながら覚えられる程度のもので、一度覚えてしまえば忘れることもほぼないです。
このように学習コストが低く、とっつきやすいものになっているという点もマークダウンが使われる理由でしょう。
理由4:色々なWebサービスやソフトウェアがマークダウンを取り入れている
代表的なのは「Github」というソースコードをホスティングするWebサービスで、その中で文章を作る際にマークダウン記法が採用されています。
エンジニアが使うサービスだけあって、マークダウンで効率化を図っているのでしょう。
他には、「Qiita」というエンジニアの情報共有サービスで、マークダウン記法で投稿する記事を書くことができ流ようになっています。これもエンジニア向けですね。
他にも様々なサービスがマークダウンを採用していて、一度覚えてしまえばどのサービスでも使うことができることも大きなメリットになっています。
マークダウンの注意点
上記のように様々なメリット・魅力があるマークダウンですが、一つだけ注意する点があります。
それは、それぞれのサービスごとに微妙に「方言」があるという点です。
例えると、AというWebサービスとBというWebサービスで、文字を太くする書式をマークダウンで書く場合、AとBでマークダウン書式が少し異なるということです。
先ほど、一度覚えてしまえばどのサービスでも使うことができると書いた手前申し訳ないのですが、それぞれのサービスごとの「開発者が良いと思う書式」を採用しているという点は、ご容赦ください。
まとめ
このようなメリット・デメリットがマークダウンにあるということが分かってもらえたと思います。
注意点はあるものの、メリットの方が多いため「取り入れることを強くおすすめする」ということをお伝えします。
最初は、少しだけ抵抗があるかもしれませんが、やっているうちにできるようになると思います。
それよりも、いちいち文章を書いてから文字を大きくしたり・太くしたりと色々な操作をこなすことがなくなるということは、とても便利で快適なものです。
ぜひこの機会に、あなたの「文章作成時間」にマークダウンを取り入れてみてはいかがでしょうか?
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