昨今プログラミング教育がよく話題に上がっているかと思います。
文部科学省が小学生のプログラミング教育の必修化を掲げて、小さい頃からプログラミングという世界に触れさせておこうという政策です。
このプログラミング教育必修化によって、不安を抱いている方は多いのではないでしょうか?
- これから小学生になる子供達
- 親御さん
- 小学校の先生方
- プログラミング界隈で活動している方々
上で挙げた方は一例で、おそらく不安を抱えている方は他にも多くいるでしょう。
そこで今回はプログラマとして働いている私が、主に以下のことについて整理していこうと思います。よろしくお願いします!
- プログラミング教育必修化とは?
- なぜプログラミング教育をするのか?
- どのような教育が行われるのか?
- これから生きていく私達は、どうすればいいのか?
それでは、早速いきましょう!
目次
プログラミング教育への不安を整理
まずは、不安の正体を軽く整理しておきます。何が不安かわからないままでは、解消もできませんからね。この整理は軽めにいきましょう。
不安の原因は大きく三つあると思います。
まず一つ目は、プログラミング教育限定というよりも、新しいことに対する拒絶反応です。
人間は、いくら賢いといっても動物の範疇なので、何かを始めるのに不安を抱くものなのです。
今現在生きていられる。だから今の生活を維持しようと、無意識の強烈な命令が出ています。これはホメオスタシスと呼ばれるものですが、詳しい説明は割愛します。
これによって、人間は新しいことを怖いと思う生き物なのです。
これは、時間が解決してくれるでしょう。未来が現在になることで、人間は現実に向き合い、次第に順応できるのです!
次に、プログラミングに対する苦手意識です。
プログラミングというものは、難しそうな印象があります。
「プログラミング」という言葉がいけないのか、どこか非現実的なことのように感じてしまうのでしょうか?
その他にも、そもそもPCは難しいという印象があるのかもしれません。さらに機械に弱いという方も、いるでしょう。
そのような背景から、「プログラミングってなんか難しそうだよね!」という印象になってしまうのでしょう。
三つ目は、プログラミング教育といものがよく分かっていないことです。
プログラミング教育は何をするのか・その先にどのような未来があるのかということが分かっていないため、漠然と不安があるのです。
これは、今回の記事で明確になり、読者さん自身がどこに不安があったのか意識することで解消されるでしょう。
プログラミング教育への不安を解消
さて不安の正体を軽く掴んだところで、プログラミング教育に対する知識を補充して、不安を解消していきましょう!
プログラミング教育必修化とは?
まず最初に、「プログラミング教育必修化とは、なんぞや?」という点です。
プログラミング教育必修化は、日本の政策として文部科学省が発表している政策です。政策内容は、2020年度から小学校にプログラミング教育を必修化するというものです。
つまりは、算数や国語・英語などの教科と同じ扱いになるのです。
そして忘れてはいけないのが、中学生・高校生です。
小学生がやるといことは、中高生もこれまで以上に力を入れてプログラミング教育がなされるということです。これは、文部科学省の発表にあります。
なぜプログラミング教育をするのか?
そして次は、「なぜプログラミング教育を突然やることになったか?」ということです。
本当は突然ではないのですが、国民からすると経験がないことなので、突然のように感じられますよね。。。
なぜやることになったかの理由は、いくつかあります。
一つ目の理由は、IT人材の継続的な確保です。
IT分野の発展とともにIT人材の不足が懸念されることから、小さい頃からプログラミングに興味を持ってもらい、将来プログラマを志す若者の母数を増やすことが狙いです。
二つ目の理由は、日本人のITリテラシーの向上です。
IT技術・製品の発展に伴って、それを扱う人間のITリテラシーを底上げする必要が出てきました。
開発者と使用者の間で大きい乖離があると、意図しない事故事件が起きる可能性が高まります。使用者から見ると、ブラックボックスの部分が大きすぎるのは良いことばかりではないのです。
三つ目の理由は、アメリカおよび世界のプログラミングムーブメントの影響です。
これは、一つ目の理由に基づくものなのですが、アメリカでも深刻なIT人材不足が叫ばれています。そこで米国も国を挙げて、IT人材を育てようと政策や運動を起こしています。
その動きが日本にも波及しているのです。
四つ目の理由は、プログラミング教育を行うことによる様々なメリットです。
プログラミングというのは、よく論理的思考力が養われると言われています。
これは、事実だと思います。なぜなら、コンピュータは曖昧な動作を許さないからです。
コンピュータは実行する流れを確実に守ります。つまり、人間が与えた動作しか実行できません。(※AIや人工知能は別問題です。)
「こんな感じかな〜?」というようなプログラムはエラーが出て実行できません。結果的に、ロジックを意識した思考が鍛えられて、論理的思考になるというカラクリです。
論理的思考ができるといいこと(メリット)は、他の教科にも応用できるという点です。
論理的思考は、他の教科を勉強するための基礎的な思考なので、プログラミングを学ぶことで勉強全体の底上げできるのです。これは、文部科学省も論じていることです。
どのような教育が行われるのか?
さて、色々理由を述べてきました。次はどのような方法で教育が行われるかです。
「プログラミング教育で難しいものを習わされるんじゃないか?」と不安に思っている方のために、結論から申し上げます。
プログラミング教育に使われる教材は、とても簡単なものです。教育で使われる教材は、ビジュアルでわかりやすくプログラミングの考え方を身につけられるように設計されたものです。
プログラミング+レゴブロックを混ぜたような感覚で、楽しく学ぶことができます。
以下にビジュアルでプログラミングを学べる、「Scratch」というものの写真とリンクを載せておきます。興味のある方はのぞいてみてください。
Scratchリンク:Scratch

これから生きていく私達は、どうすればいいのか?
上のように題していますが、今後どうしていくかの答えは誰にもわからないと思います。
IT技術の発展・プログラミング教育の実施でどのような未来が待っているのかは、わかりません。できることといえば、今自分ができることを精一杯やることぐらいです。
上の考えが私の根本的な考えですが、それではあまりにも不親切なので、以下に立場別に分けてどのようなことをしていくのがいいのかをまとめておきます。
今後公開予定
まとめ
今回はプログラミング教育必修化に一抹の不安を抱いている方に向けて、詳しく説明してきました。いかがだったでしょうか?
今まで抱いていた不安は解消・緩和されたでしょうか?
私たちは今現在もIT化の激流の中にいると言えるでしょう。
日々便利で強力なツールが世界中で開発されています。
そんな中で、これから生きていく一人の人間として、私自身も少しの不安を抱いています。
しかし、いくら不安なことを考えても何の役にも立ちません。だとしたら早く対応して、対応する中で楽しさを見出すことが大切だと考えています。
これからお子さんを育てていく方・自分でプログラミングを学んでいく方・将来に不安をもっている方・この記事を読んでくださっているみなさん。このサイトはプログラミングに関することを発信していますが、「楽しめることをやろう」という言葉を送りたいと思います。
もちろんプログラミングをやって見たいという方は、ぜひ挑戦してみてください!
今は簡単に始めることができるツールが揃っている、チャンスの時代ですから!
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